自分の貯金を調べて、ゼロだったらショックを隠せませんが…
意外にも、貯金ゼロの人は増加してきているんです。
でも、借金もしていない原点のあなたは、これからどうしたらいいのでしょうか?
単身世帯の約38.7%が貯金ゼロの実体
金融広報中央委員会が平成23年10月に実施した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、単身世帯の実に約38.7%が貯金ゼロなんだそうです。
平成19年の調査では、貯金ゼロ世帯は29.9%ですから、この4年間で8.8%も貯金ゼロ世帯は増えている事になります。
今では年号も変わり、令和になりましたが、その頃のデータからすると、確実に貯金ゼロ世帯は増えていると推測できます。
3人に1人の時代はすでに過ぎ去り、このままでは単身者の半分以上が貯金ゼロ、という日もそう遠くないうちにやってくるでしょう。
この現実にあなたは「ゼロ仲間が増えて嬉しい」と思いますか?
それとも「そうはなりなくない」と思いますか?
貯金ゼロの人にとって、給料日前の1週間はとってもスリリングです。
給料が振り込まれた通帳の残高が1000円を切っているケースも多く、残り7日間を1日平均140円で乗り切らなければいけない事もしばしば…
この間は、当然外食も、遊びに行く事もままなりません。
カップ麺1つで1日1日をしのげればいいでしょうが、病気や事故などの突然の出来事に直面する事もあるでしょうし、飲み会やデートに誘われる事もあるでしょう。
こんな時にとても便利なのが、キャッシングや消費者金融です。
会社勤めの人や主婦ならカードはすぐ作れますし、このカード1枚で現金が引き出せます。
はじめのうちは誰もが「キャッシングは金利がバカ高いから、給料が入ったらすぐ返そう…」という思考が働くのですが、これを2度3度と繰り返すと返済に追われ、とても貯金どころではなくなります。
そのうちお金が足りなくなると、便利なのですぐキャッシングに頼るようにもなります。
どんどん思考回路がマヒしていまうのです。
貯金ゼロの人には恐怖の5年後が待っている
この段階になると、もう「貯金しよう」という気持ちはほとんどなくなっています。
中には、そのまま借金漬け一直線になってしまう人も…
こういう現象が、「貯金ゼロの恐怖」の特徴でもあります。
あなたが現在、貯金も借金もゼロの状態だとしましょう。
でもその原点の状態をバランス良く長く維持できる事は、まずないと言えます。
通常の人なら、プラス(貯金)の方向に行くか、マイナス(借金)の方向に行くか、どちらかの方向に必ず動きます。
以前述べたように、貯金のコツを掴めば5年で500万円貯める事が可能です。
しかし、マイナス方向に行ってしまえば、100万円や200万円の借金も、あっという間です。
今のあなたの取り組み方や、認識ひとつで、たった5年後のあなたの資産は約700万円以上の差がある事になります。
そういう意味では、今がプラスマイナスゼロの配給原点なら、「貯金派」に転じるラストチャンスだという事になりますよ。
まとめ
近年、単身世帯では貯金ゼロの人が増加しています。
でもまだ借金をしていない原点の段階なので、貯金派に進むか、借金派に進むか、まだ分からない状態です。
今の取り組み方や認識ひとつで、あっという間に変わってしまうので、ちゃんと貯金派に転じるラストチャンスだと思っておきましょう。
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