今は、困った時にいつでもお金が借りられる、夢のような世界です。
ですが、便利すぎる社会の裏で、借金地獄に悩む多重責務者が急増しています。
あまりのストレスから逃れる為に、自ら命を絶ってしまう人も少なくなりません。
もし、返済不能の借金を抱えてしまったとしたら、あなたは一体どうすればいいのでしょうか?
借金地獄から脱出する為の制度がある
日本では平成10年から20年連続で自殺者が3万人を超えています。
これからも増えていく傾向にあるようですが…
この原因や動機は、分かっている範囲で最も多かったのが「健康問題」で、次に多かったのが「経済・死活問題」です。
経済・死活問題で自ら命を絶った人の中には、長引く不況で仕事を失ったり、新しい仕事が見つからなかったりして、前途を悲観した人も多くいると思います。
その中には、生活に困り消費者金融などからお金を借りた結果、その返済に追われてしまったという人もいたでしょう。
特に多重債務の借金地獄に落ちてしまうと、いくら働いても借金はなかなか減らず、返済する為にまた借金を繰り返す悪循環から抜け出せなくなります。
働いても働いても一向に解放されない…
ストレスのあまり、感情さえ無くしてしまう…
その苦しみから逃れるのなら、もういっそのこと…
私も経験した事があり、そう考えてしまう気持ちはよく分かります。
でも、ちょっと待って!
日本の国には、そんな返済不能の借金を抱えた人が立ち直る為のさまざまな制度があるのです。
もし、借金が返済不能な状況になったら、個人向けには「自己破産」「特定調停」「個人債務者再生」「任意整理」などの制度があります。
これらを検討して、自分の状況に照らし合わせた上で、借金地獄からの脱出を考えましょう。
いくら追い詰められたとしても、救済方法は存在します。
間違っても、自分の命を絶つ事だけはやめましょう。
高金利の借金を、そのまましておいてはダメ
今や社会問題となっている「多重責務」ですが…
その数は全国で数百万人とも言われています。
この中の多くの人が、返済不能の借金を抱えている訳ですが、そもそも何故こんなに多重責務者が多いのでしょうか?
カードで簡単にキャッシングできるように、お金に困った時に簡単に借りられる今の便利すぎるシステムも、原因の1つです。
しかし、根本的な原因は、消費者金融の金利が高すぎるからではないでしょうか?
銀行の定期預金の金利は、少し前に注目されていたオリックス銀行でも1年もので0.5%です。(300万円未満、2012年4月現)
これに対して、消費者金融の金利は、これまでら25%〜29%といった「グレーゾーン金利」がまかり通っていました。
こんな高金利な借金をしてしまったら、「返済に追われる→返済の為の借金」という自転車操業が始まってしまいます。
このパターンは非常に多く、多重責務者になってしまうのも、うなずけます。
そこで、ちゃんと定職を持ち、定収入があるのに高金利の借金で悩んでいる人は、比較的に金利の低い銀行ローンで債務をひとまとめにする事をオススメします。
つまり、低金利の銀行ローンに一本化するという事ですね。
さらに、ローンの一本化を売りにしている銀行もあるので、今現在借金のある人は、少しでも金利を安くする事を考えましょう。
まとめ
昔に比べて多くなっている「多重責務者」ですが、一旦借金地獄に陥ってしまうと生きる希望も持てなくなってしまいます。
でも、返済不能の借金を抱えた人の為にさまざまな制度があるので、これらを活用していきましょう。
また、高金利の借金はひとまず低金利の銀行ローンに一本化する事が大事です。
少しでも金利を安くしながら、借金地獄からの脱出方法を考えていきましょう。
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