お湯を沸かすだけなら、電気よりもガスの方がお得だという事は、皆さんもご存知だと思います。
でもガスも、1ヶ月の請求額は結構かかるもの。
これにも、簡単な方法で余分なガス代をカットできる方法があります。
その気になる方法を、紹介していきましょう。
鍋の底から炎がはみ出さないように沸かそう
ガスは、台所の調理やお風呂、家庭によっては暖房にも欠かせませんが、実はそれぞれに節約の裏ワザがあります。
まずは台所。
鍋でお湯を沸かす場合、強火にすると炎が鍋底からはみ出して、効率よく温める事ができません。
水温が15℃の水を2ℓ沸かすと、ガス代は弱火で約3.7円、中火で3.3円、強火で4.1円かかります。
実は、中火で沸かすのが1番熱効率が高いのです。
水温を上げる工夫をしてからお湯を沸かすのも、節約になります。
水温が15℃の水も、くみ置きして20℃にしてから沸かせば、ガス代は1割減です。
夏場だと、くみ置きしておくだけで水温は上がり、日の当たる窓際などでさらに水温を上げて火にかければ、もっと節約する事ができます。
ただし、置き場所によってはホコリや虫が入ったりするので、容器にラップをかけるなどして水の衛生面に気をつけましょう。
マンションの場合は、貯水タンクが屋上にあり、夏場の水温はかなり高くなっているので、くみ置きの必要はなくなります。
また、鍋選びも節約の為に必要な方法です。
水温が15℃の水から2ℓのお湯を沸かす場合、底の広い直径24cmの鍋を使うと7.5分で沸かす事ができ、ガス代が約3円で済みます。
逆に直径16cmの鍋だと11.5分もかかり、ガス代は4.7円になります。
1日3回お湯を沸かすと、年間で2,000円近い差が出てきますよ。
「追い炊き」より「ふろ自動」の方が節約できる
お風呂は追い炊きをするたびにガス代がかかるので、家族みんなが入る時に沸かして、入浴するようにするのが大切です。
続けて入れない時は、必ず浴槽にフタをすれば、湯温の低下を防ぐ事ができます。
前日の残り湯を追い炊きして、2日目の水道代を節約したい場合では、「ふろ自動」が付いているなら、「追い炊きボタン」よりガス代がかかりません。
これは追い炊きより、給湯の方が熱効率がよいという特性によるものです。
ふろ自動は高温のお湯を足しながら、追い炊きを併用するからですね。
ガスファンヒーターで暖房している人は、設定温度を2℃下げるだけで、何と10%の省エネができます。
ガス暖房の部屋はスイッチを切っても一気に冷えたりしないので、外出する15分前にスイッチオフにしておくのをオススメします。
この15分間のガス料金は2.3円、1ヶ月で70円の節約になります。
微々たる金額ですが、長期的に考えると大きな差が生まれてしまうので、普段からの意識が必要ですよ。
まとめ
生活をする上でよく使うガスですが、炎を中火にしたり、鍋を選んだりする事で余分なガス代をカットできます。
また、お風呂の追い炊きより、ふろ自動を選ぶ事でさらに節約が可能に。
1回1回の節約した料金は微々たるものですが、塵も積もれば山となるという気持ちが大切ですよ。
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