第2号被保険者の年金は2階建て式になっていますが…
あなたは知っていますか?
実は、さらに上の年金が存在するという事を。
しかも、保険料を納める年数も決まっています。
その気になる年金とは、一体どんなものでしょうか?
公務員や私立学校教職員の年金制度は「3階建て」⁉︎
第2号被保険者の公務員や私立学校教職員も、国民年金だけではなく、それに上乗せした2階部分の共済年金にも加入しています。
ここまでは、厚生年金と同じような仕組みですが、公務員や私立学校教職員には、さらに「職域年金(職域加算)」と言われる上乗せ部分があります。
その為、公務員や私立学校教職員の年金制度は「3階建て」と言われているのです。
この職域年金部分があるので、「年金受給は公務員の方が会社員よりも有利だ」という批判があり、民主党政権は厚生年金と共済年金の一元化を検討したという訳なんです。
年金保険料を25年以上納めないと、年金はもらえない?
これまでに何度か挙げた、国民年金や厚生年金、共済年金とは、年金制度の名前になります。
ですがこの名前と、老後にもらう年金の名前は、実は違ってきます。
国民年金でもらう年金を「老齢基礎年金」、厚生年金でもらう年金を「老齢厚生年金」、共済年金でもらう年金を「退職共済年金」と言うようになります。
これらの年金をもらうには、国民年金(基礎年金)に原則として25年以上加入する事が必要です。
つまり、年金保険料を25年以上納めないと、年金はもらえないという訳ですね。
国民年金は40年間、480月で満額になるので、20歳から60歳までの40年間加入すると、2012年で年間78万6,500円もらえます。
もし加入期間が40年に満たない場合は、1年減るごとに年間約2万円が減額されます。
厚生年金や共済年金の加入者なら、自動的に国民年金に加入する事になります。
ちゃんと年金をもらう為には、可能な限り25年以上納めるようにしましょう。
まとめ
第2号被保険者も、国民年金に上乗せした「2階建て」ですが…
公務員や私立学校教職員は、「職域年金」が上乗せできる「3階建て」になっています。
ただ、どの年金にも言える事ですが、ちゃんと25年以上年金保険料を納めないと、年金はもらえなくなってしまいます。
可能な限り、25年以上納めるようにしましょう。
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