これから長期にわたって、積立て投資を実践していこうとするあなた。
でも、初めての投資に不安で一杯のはず。
ここでは、長期の投資期間を「3つのステージ」に分けて、それぞれ具体的にイメージしてみましょう。
具体的なイメージができるだけでも、気持ちが軽くなりますよ。
資産形成3つのステージとは?
これからの人生の中で、30年間続ける事が果たしていくつあるのか、私なりに挙げてみます。
・結婚
・子育て
30年間投資を続ける事は、たとえ投資そのものに時間を割かなくても、「私は1つの事をこんなに長く続けてきた」と後から思える事です。
この30年という投資期間を「3つのステージ」に分けて、それぞれ具体的にイメージしてみましょう。
(今年35歳の投資太郎さんの場合)
成長期(35歳〜45歳)
この時期に積立てる掛金は、1番長く投資という海を泳ぐ事ができます。
時間を味方につけ、あなたの積立て元本の中でも、1番大きく成長する「元手」となります。
もちろん、1年でも早く積立て投資を開始すれば、それだけ成長期のお金を増やす事が可能です。
成長期では運用の「損益」をあまり気にする必要はありません。
将来的にリターンを獲得する為の「仕込みの時期」と考えて下さい。
ファンドの価格が上昇基調であればそれでよいですし、ファンドの価格が下がっていても、将来の収益を押し上げる「土台」を作っているのだと思っても構いません。
豊潤期(45歳〜55歳)
これまで資産を積み上げてきた成果が、収益として表われ始める時期です。
投資元本が1000万円〜2000万となり、ファンドの価格が少し上昇するだけで、驚くほどポートフォリオの成績が改善されます。
成長期のぱっとしなかった成績に比べて、オセロの石が次々と裏返るようにプラスの色が表われてくるのを実感できます。
おそらくこの時期に、毎月5万円、ボーナス時20万円の掛金を維持する事が、1番難しくなると思いますが…
この10年を乗り切る事で、目標金額の7000万円が見えてくるのです。
安定期(55歳〜65歳)
この時期になると、投資資産だけで2000万〜3000万円になります。
もはや、成長期、豊潤期ほどのリスクを取るべきではなくなってきます。
具体的にいうと、安全資産の割合を増やす事が必要です。
ただ、安定期の掛金は、前の2ステージに比べると、投資を続けられる期間が短くなってしまいます。
下落もリターンに貢献する
積立て投資は、毎月「一定の金額」で投資信託を買い付けます。
ファンドの値段が高い時は、同じ1万円でも多くの口数を購入できます。
つまり、あらかじめ「高い時は少なく買い」、「安い時には多めに買う」という仕組みが出来上がっているのです。
世の中が不況になり、投資信託の価値が下がってくると、「ちょっと積立てを休止しようか…」と思う事があるかもしれません。
しかしそれは、同じ金額で多めにファンドが買えるという「チャンス」を逃している事になるのです。
つまり、下落局面があってこそ、積立て投資のリターンは底上げされるといえます。
20年後の世界経済の発展がイメージできていれば、短期の変動に対して必要以上に心配する事はありません。
マーケットが下落するのを喜べるようになれば、あなたも正真正銘の積立て投資家になったといえるでしょう。
また、30年間積立て投資を続けるとは、30年の間、同じ事を繰り返すのみではありません。
「継続」とは、新たな発見の道のりなのです。
人は同じ事を続ける事で、続けている行動そのものの深い意味を知るようになります。
また、Aという同じ行動を続ける事で、実はAという行動が、Bという行動につながり、お互いに関わっているという事を知ります。
そして、Aという行動を通じて、Cという発想がひらめいたりするのです。
これこそが「続ける事」の魅力であり、ことわざにもある「継続は力なり」の真の意味なのです。
(ノーロード型インデックスファンド)⬇︎
投資戦術の決定
・組み合わせを作る
・地域別に投資する
・世界に収益のチャンスを求める
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積立て窓口の決定
(ネット証券)
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ファンド積立ての申し込み
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年に1度の手動投資&リ・バランスの実施
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1年後までやる事はなく、のんびり♪
まとめ
初めての投資に、誰もが不安で一杯になりますが、投資期間を「3つのステージ」に分けて、具体的にイメージすると、不安も軽くなるものです。
また、下落局面も喜べるようになれば、投資を続けるのも楽しくなってきます。
長期間投資を続ける事は、たとえ投資そのものに時間を割かなくても、「私は1つの事をこんなに長く続けてきた」と、自分の自身にもつながりますよ。
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