海外では認知度も高い投資ですが、日本では投資という言葉はあまり浸透していないような気がします。
どうして日本人はあまり投資について馴染みがないのか?
もっとお金について考えていきましょう。
お金の事を口にしないのは「おかしな事」
日本ではご祝儀、お年玉、お見舞い金など、フォーマルにお金を渡す時には、必ず袋に包みます。
これは人前で紙幣を見せる事が、そもそも「恥ずかしい事」と思われているからなのです。
このような考え方は、江戸時代の武士道がルーツとされています。
ところが、私達はお金と付き合わない日はありません。
産婦人科医院で産声をあげたその時から、病院に費用を支払い、棺桶に入れられ火葬場で茶昆に付される時にも所定の費用を払います。
つまり、私達は生まれてから死ぬその瞬間まで、「お金」と付き合っていくのです。
そう考えると、お金とは、私達の生活に必要不可欠な、まさに生きる為の基盤となるものだと言えます。
しかし、日本という国では、職場の同僚や友人、親族の間でさえも、「お金の事はちょっと話ずらい…」といった空気が漂っています。
生きる事はすなわちお金を使い、蓄える事なのに、まるで「お金を口外してはいけない法律」があるかのように、お金について話す事がはばかれている。
これはやっぱり「おかしな事」ではないでしょうか?
お金のリテラシーを高めよう
私達はお金について、または運用する事について、他人に話す機会がない為に、お金に関する情報を共有・貯蓄する事ができないのです。
その為、お金に関する知識や知恵といった個人マネーリテラシーが向上せず、例えば知的で勤勉な人が、金融詐欺事件に巻き込まれてしまったりします。
私達は、お金を「遠い存在」として扱うのではなく、人生を豊かにする為に活かす努力をしていくべきなのです。
この世の中で、あなたのお金の事を、あなた以上に心配してくれる人はいないのです。
本来、お金には色もなければ感情もありません。
あなたのお金にどうあって欲しいのかを規定していくのは、あなた自身です。
自分のお金をコントロールする術を持っていなかった為に、宝クジで3億円当選した人の中には、そのお金のせいで自身の人生が壊れてしまう人がいます。
お金の潜在可能性といったポテンシャルを捉え、その可能性を活かすには、それなりの技量が求められてくるのです。
まとめ
海外に比べて日本人に投資が浸透していないのは、「お金の事を人に話すのは恥ずかしい」という考え方が根底にあるからです。
しかし、この世の中であなたのお金の事を、あなた以上に心配してくれる人はいません。
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