よく、カフェなどでパソコンを使って投資をしている人を見かけますが…
日本にいるにもかかわらず、世界とフラットにつながっていたりします。
その姿につい、カッコいい♡と思ってしまいますが…
そもそも、世界にフラットにつながって投資するとは、どういう事なのでしょうか?
フラットに世界とつながるお金
例えば、あなたの友人が、アメリカに駐在しているビジネスマンだとしましょう。
あなたは味噌汁好きな友人の為に「お味噌セット」を送ろうとしています。
おそらく6日から8日くらい、時間がかかるでしょう。
あるいは、あなた自身友人を訪ねるとしたらどうでしょうか?
あなたは有給休暇を取り、航空券を買って、旅の準備をしなければいけません。
お金も時間もかかりますね。
しかし、「アメリカ株式ファンド」を買うのであれば、ネット証券の画像を開いて、購入金額を入力し、クリックするだけでいいのです。
別に、特別な時間や労力は必要ありません。
人や物が移動するのに比べ、あなたのお金は瞬時に動いてくれます。
積立て投資を行うあなたは、まさに世界とフラットにつながっているのです。
それは、あなたがビジネスの現場で海外の人々とつながり、日々仕事をしているのと同じ感覚だと思いませんか?
私達は時間とコストで狭くなった地球に暮らしていて、そのおかげで日本にいながら、世界の株式や債券に投資が行えるのです。
以前、投資信託の組み合わせというポートフォリオが大切だと言いましたよね。
では、ファンドを用いて投資を行う時に、その「投資対象」をどのように区分けすればいいのでしょうか。
例えば、日本と日本以外の国々という、単純な分け方でよいのでしょうか?
1度、銀行や証券会社のサイトで投資信託の項目を開き、「積立てファンド」のページを見て下さい。
たくさんの「積立て可能な投資信託」が並んでいるはずです。
その中には、複数の国を網羅した「地域型のファンド」もあれば、1つの国に絞り込んだ「単一国型のファンド」もあります。
①大きな地域(グループ)
②1つ1つの国(単体)
一網打尽の「釣り」
私の友人は、投資をよく「釣り」に例えています。
あなたが今、自宅の近くにある釣り堀に来ているとしましょう。
目の前の釣り堀は「世界」という大きな空間です。
あなたは自分の釣竿で、1つ1つの国(魚)を釣ってみようと思いました。
さっそく「ドイツ」を釣ってみます。
しばらくして、今度は「イギリス」はどうだろうと思い、また別の場所で釣り糸を垂らします。
またしばらくすると、今度は「カナダ」を釣ってみたくなりました。
あちら側に移動して、また釣り糸を垂らします。
これが、1つ1つの国に投資するイメージですね。
あなたは何度も国を選び、そのたびに投資という作業をやり直します。
例えば、最初にドイツを釣った時と、カナダを釣ろうとする時点では、世界の情勢がだいぶ違っている可能性があります。
大きな地域(グループ)を選ぶという事は、1匹1匹の魚の目方は軽くなりますが、「投網」で世界を同時に釣ってしまう事と同じなのです。
今のケースでいうと、1国1国を選ぶのではなく、先進国20数ヶ国を全て釣ってしまうのです。
そうすると、あなたは「どの魚を釣ろか?」、「どれから先に釣ろうか?」と思い悩む必要がなくなります。
投資を大きな地域で捉え、あらかじめ投資信託の組み合わせを決めておけば、後は何もしなくても世界に分散投資する「体制」が整います。
この組み合わせを継続すれば、あなたは文字通り、世界経済の成長に参加する事ができるのです。
まとめ
お土産などを買うには、わざわざ現地に行かなければいけませんが…
株式ファンドを買うのであれば、ネット証券の画面を開いてクリックするだけ。
また、投資をグループで捉え、あらかじめポートフォリオを決めておけば、後は何もしなくても世界に分散投資する「体制」が整いますよ。
☟