「その場の中心人物に近づきたがる」という人の悪習慣改善法
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「せっかく参加した交流会だから、中心人物に近づいて、お知り合いにならなくっちゃ」

 

「隣の人とも話をしなくちゃいけないけれども、まずは中心人物の所へ行ってお話しなくちゃ」

 

交流会に参加するのは良い事ですし、その中で参加者と信頼関係を築けたら、言うことはありませんよね。

 

しかも、交流会の中心人物ともなれば、なおさら。

 

でも「ビジネスにつなげたい」一心で、中心人物とばかり話をしようとは思っていませんか?

 

自分の身近な人達に目もくれず、そんな事をしていると、かえって「感じの悪い人」という印象を与えてしまいます。

 

私の失敗談を踏まえつつ、ついやってしまう悪い習慣を改善していきましょう。

空気の読めない人は、成功しない

地元の商工会議所が主催する異業種交流会に参加した時の話です。

 

そこに集まってくるのは、中小企業の経営者達がほとんどでした。

 

当時の私は、地元で1番有名な企業の社長など、「交流会の中心人物」と知り合いになる為に躍起になっていたのです。

 

自分の周りにいる出席者には眼もくれず、その会場でもっとも権力を持っていそうな人に向かって、われ先にと近づいていく。

 

そうして人混みをかき分けて、お目当ての人物に名刺を差し出す。

 

猛ダッシュで近づいてきた私自身を見て、相手はびっくりした顔をしている。

 

そこで私が、気の利いた話の1つでもできれいれば良かったのですが、「名刺を配り歩く事」だけに命を懸けていました。

 

交流会の中心人物は他にもいて、次のターゲットを見つけると、すぐにそちらへ向かっていく…

 

当時を振り返ると、私はどの参加者からも、「感じの悪い奴だ」と思われていたに違いありません。

まずはじめに、「身近な人」を大切にしよう

当時の私は、交流会の中心人物と知り合えば、その恩恵で自分も成功できるかのように思っていました。

 

まるで、大きなサメにくっついて泳いでいるコバンザメのように…

 

今思えば、かなり見当違いの考え方をしていました。

 

もっとも大切な事は、まず会場で自分の半径1メートル以内に居合わせた人達と楽しく会話をはずませ、親交を深めていく事なのです。 

 

相手の立場になって考えてみればよく分かるはず。

 

自分の隣にいた人が、自分に全く目もくれず、一目散に交流会の中心人物に近づいていったら、どんな気持ちがするでしょうか?

 

「なんか感じの悪い奴だなぁ…」となるのが関の山。

 

そんな事をしていても、周囲からの信頼は得られません。

 

名刺の数だけ多くても、中身のある付き合いに発展しないはずです。

 

私は「ちゃんと会話をして、関係を作った方がいいよ」と注意されてから、まず自分の近くにいる人達とコミュニケーションを図り、その場を楽しい雰囲気にするよう心がけるようにしました。

 

すると、驚くべき変化が起こった。

 

交流会がたけなわになってきた頃、知り合いになった近くの人を介して、交流会の中心人物を紹介してもらえるようになったのです。

 

あえて自分から売り込まなくても、「この人はこういう実績のある人で…」と、全て私に代わって説明してくれる。

 

こうなると、どんなに有名企業の社長とでも、スムーズに会話が進むようになるのです。

 

これはなにも、交流会に限っての話ではありません。

 

日頃から、自分の身近にいる人を大切にしておくと、自然に必要な時に必要なアシストが得られるようになる。

 

毎日の心がけが、小さな成功を生み、やがてまとまった大きな成果となって返ってくるのです。

まとめ

異業種の交流会に参加すると、いろんな企業の社長が集まっています。

 

「中心人物に信頼されるとビジネスに有利」と思い込みがちですが…

 

まず相手にされません。

 

それよりも、自分の周りの身近な人から信頼関係を築いていくと、自然に必要な時に必要なアシストを得られるようになりますよ。

 

異業種の交流会としても、このセミナーはオススメです。

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