「カードをリボ払いにしてる」という人の悪習慣改善法
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カネオ
「今月はお財布がヤバいけど、カードをリボ払いにしてるから大丈夫かな♪」

 

セツコ
「カードさえあれば、いくらでも買えちゃうから、リボ払いってサイコー!」

 

まるで魔法の杖のように、お金が出てくるクレジットカードのリボ払い。

 

便利な反面、使った金額が分からないので、借金まみれになってしまう人も少なくありません。

 

金利もバカにならず、どんどん借金が増えていく。

 

恐ろしい事に、リボ払いは借金をしているという感覚を麻痺させてしまいます。

 

つい、リボ払いにしてしまう人は、この悪習慣を見直していきましょう。

「借金をしている」という感覚がなくなる怖さ

私はある時期、毎晩のようにパチンコに入り浸り、身につけているものは高級ブランドの服や靴といった「なんちゃってバブル」状態。

 

給料もそれなりにもらっていましたが、それだけでは足りず、足りない分はクレジットカードの「リボ払い」を使っていました。

 

リボ払いというのは、例えば「月々の支払額5万円」という設定をしたら、それ以上のお金を使っていたとしても請求は来ません。

 

もちろん、請求が来ないというだけで、借金は確実に増えていきます。

 

毎月の返済額が抑えられるのと引き換えに、返済期間は延びていくのです。

 

とはいえ、月々の返済額が一定だと、そうした現実を忘れてしまいます。

 

振るとお金が出てくる「うちでのこづち」のように思えてしまうのです。

 

いつでも、どこでも、誰とでも、困った時のリボ払い。

 

「リボ払いはスゴイ!」

 

「リボ払いは楽チン!」

 

「リボ払いって最高!」

 

気がつけば、私はリボ払いがなくてはならない体になっていました。

 

お金が足らない時も「リボ払いさえあれば、何とか乗り切れる」というような心の支えに。

 

今思えば、検討違いもはなはだしいのですが…

 

当たり前の事だが、リボ払いというのは、借金をする事なのです。

 

月々の支払い以上に利用したお金は、着実に借金として積み重なっていく。

 

しかも、返済期間が延びれば延びるほど、雪だるま式に利息は増えてしまいます。

 

クレジットカード1枚当たりの限度額は、だいたい100万円くらいのはずです。

 

当時の私は何枚かを使い回し、その全てをリボ払いにしていました。

 

あとで利用金額を確実してみると、最高で、400万円もの大金になっていた。

 

この当たり前の現実に、当時は全く気がついていなかったのです。

 

なぜなら、いくら400万円の借金をしていても、返済するのは月に6万円ほどだったから。

 

それでも大変な金額なのですが、カードのキャッシングでなんとかつないでいたし、なにより「多額の資金」という実感がありませんでした。

 

実際には10万円のうち、かなりの割合が利息の返済に使われていました。

 

元金はなかなか減っていかない。

 

そこにまた新たな借金が加わる…

 

リボ払いは、借金をしているという感覚を麻痺させてしまうのです。

利息を返済する事は、財産を目減りさせる事

もし借金を上回るだけの貯金があるのなら、思い切って「一括返済」をしましょう。

 

返済期間を短縮する事にもなるので、利息の返済額を抑えられます。

 

「え、でもこの貯金は万が一の時の為に…」と思ってしまいますが…

 

そんな悠長な事を言っている場合ではなく、今が「万が一の時」なのです。

 

仮にあなたが20万円の借金を抱えているとしましょう。

 

同じように、銀行には20万円の預金があるとします。

 

今の銀行の金利なんて、せいぜい0.1%程度です。

 

なけなしの20万円を預けていたとしても、毎年たった300円の利子しかつきません。

 

銀行にお金を預け続けても、増えていく事なんてないのです。

 

一方、リボ払いの金利が10%だとしたら、年間で3万円ずつ借金が増えていく。

 

こちらは明らかに、あなたの資産を減らしています。

 

・預金によるプラス → ほとんどゼロ

・リボ払いによるマイナス → 毎年10%ずつ

 

こうした事から考えても、口座にお金を残しておく事が、どれだけ無意味なのかが分かるでしょう。

 

今すぐにでも、借金返済に充てるべきです。

 

なにより、借金に縛られた生活をしていると、将来の為の行動が起こせなくなってしまう。

 

可能な状態なら、早めに区切りをつけるべきです。

 

もちろん、「全然、貯金なんてないよ!」という人もいるだろう。

 

その場合は、徹底的な支出の見直しから始めましょう。

 

「外食が多すぎやしないか?」

 

「着もしない服を買いすぎてはいないか?」

 

毎日の生活を見直せば、必ずどこかにムダが潜んでいるはずです。

 

支出を見直して浮いたお金は、全て借金の返済に回す事。

 

ここで、間違っても貯金などしてはいけません。

 

サッサと返済してしまった方が得である事は、分かりますね?

 

複数のクレジットカードで借金をしている場合は、「繰り上げ返済」をする事です。

 

残りの借金を一括して返済するという訳ですね。

 

当初の予定より返済期間が短くなるから、相対的に金利も下がる事になります。

 

複数のカードで借金をしている場合、より金利の高いものから先に返済して、カードの枚数を減らす事が大切です。

 

これも、ある程度まとまった貯金があるのなら、それを返済に使う事をオススメします。

 

全てを一気に返済できない場合は、まずは「借金の一本化」を目指す事。

 

借入先が1つになれば、借金の総額も把握しやすくなり、返済管理も簡単になります。

 

もちろん前提として、こうした状態に陥る人は、クレジットカードを持つのをやめて、現金払いのみで暮らした方が安全かもしれません。

 

誤解しないで欲しいですが、リボ払いが感覚を麻痺させるだけで、クレジットカード自体が悪い訳ではないのです。

 

ただし、乱用の危険を避ける為にも、クレジットカードは1枚だけで充分。

 

できるだけ年会費が無料で、マイレージなどのポイントが貯まりやすいカードを選ぶといいです。

 

そうすれば、ショッピングや旅行などで割引サービスが受けられて、かなりの節約になる。

 

公共料金の支払いも、全て1枚のカードから引き落とされるようにしておけば、家計簿代わりにもなって管理しやすくなるはずです。

 

ショッピングにカードを使う場合には、一括払いか2回払いにしておきましょう。

 

これなら、利息も取られずにすみます。

 

いずれにしても、すぐにリボ払いをやめる事が重要です。

 

今この瞬間にも、借金の金利はジワジワと膨らんでいるのですよ。

まとめ

「今月はお金がない」という時に、心強い味方のリボ払いですが…

 

借金をしているという感覚を麻痺させてしまいます。

 

金利だけでもバカになりません。

 

今すぐにでもリボ払いをやめて、思い切って「一括返済」をしていきましょう。

 

 

カネオ
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