みなさんは「衝動的に買い物をしたけれど、帰ったら同じ物を買っていた」という事はありませんか?
あぁ、ムダ遣いしてしまった!とショックを隠せなくなりますが…
そもそも自分が買ったかどうかも覚えていない事が、問題になります。
この悪習慣をどうやったら改善できるか、考えていきましょう。
気がつけば、同じものを買っている
私が借金生活をしていた頃、同じようなものをたびたび買ってしまう悪いクセがありました。
「あ、これ欲しいな」
「自分は持ってないなぁ」
そう思って買って帰ると、かなりの確率で、同じような柄の服、同じような文房具、あるいは食材などが部屋にあるのです。
ユニクロのフリースなんて、気がつくと色違いで4着にも増えていました。
前の年に買った事をすっかり忘れて、冬になるたびに買っていたからです。
4色のフリースを眺めると、自分でもさすがにあきれてしまい、「1人ファッションショー」でも開こうかと思ってしまったくらいに…。
まさに、典型的なムダ遣いです。
でも、ひょっとしたらあなたも、よく似た体験をしてはいないでしょうか?
コンビニでマンガや雑誌の最新刊をパラパラめくってみると、読んだような気もするし、読んでないような気もする。
悩んだ末に買ってみたら、やっぱり部屋に置いてあった…。
もちろんこれは、ムダ遣い。
でも、単にお金を浪費したというだけでなく、「自分が勝ったかどうかも覚えていない」という買い方のほうが怖いのです。
本当に自分にとって欠かせない品物だったら、こうした買い方は絶対にしないはずです。
身の回りには「レギュラー組」だけあればいい
結論から言って、同じようなものをたびたび買ってしまうのは、自分の持ち物を把握していないからです。
それこそ「整理整頓」ができていないのです。
まずは自分にとって「必要なもの」と「不要なもの」を分類する事が大事。
不要なものは思い切って処分し、必要なものは必要な時に取り出せる工夫をしましょう。
例えば私なんて、シーズンごとに身につける服は、数着ずつしか持っていません。
男性、女性にもよりますが、それだけあればコーディネート次第で、清潔なファッションは維持できるのです。
あなただって何十着も持っていても、日常的に着こなしている「レギュラー組」の洋服は、ほんの数着ではないでしょうか?
それ以外の「控え組」は、タンスの肥やしになっているものです。
基本的に、その品物が必要かどうかというのは、「役割が有無」に密接に関わります。
役割がハッキリしていない品物は、手元にあっても使われません。
あなたの部屋を見回してみてください。
例えば、食器棚。
それぞれの役割を考えてみてみると、全ての食器に対して、ちゃんと役割が与えられていますか?
自分用、お子様用、どんぶり用、炒め物用、暖かい飲み物用、冷たい飲み物用…。
このように、役割がスムーズに浮かぶ食器は、明らかにレギュラー組です。
これからも、第一線で活躍してもらう事になります。
しかし、これといった役割が思い浮かばないのは控え組。
まず使われる事もないのだから、これを機会に引退してもらいましょう。
手元にレギュラー組しか残していなければ、壊れたり失くしたりした時も、その場ですぐに気付くものです。
トイレットペーパーや洗剤が切れた時のように、「明日の仕事帰りにでも買ってこよう」という気持ちになる。
この考え方は、食器だけの話ではありません。
洋服や靴や日用雑貨、さらにはキッチンの調味料だって当てはまります。
こうした生活をしていると、「自分が勝ったかどうかも覚えていない」という買い方は、必然的になくなっていくものなのです。
まとめ
「衝動的に買って帰ったら、すでに同じものを買っていた」という事がありますが…
単にお金を浪費したというだけでなく、「自分が買ったかどうかも覚えていない」という買い方のほうか怖いです。
同じようなものをたびたび買ってしまうのは、自分の持ち物を把握していないから。
まずは自分の「必要なレギュラー組」「不要な控え組」といった「役割の有無」を考えていくべきです。
こうした生活をしていると「自分が買ったかどうかも覚えていない」という買い方は必然的になくなってきますよ。
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