「嫌な事は、後回し後回し♪」
「今が楽しけりゃ、それでいいじゃん♪」
よく、こんな言葉を聞きますが…
実際に私も、口グセのように言っていた言葉です。
でも、この言葉を口に出せば出すほど、知らず知らずに悪い習慣が身についてしまいますよ。
先の事は考えず「今が楽しけりゃいい♪」と思っていた頃の私の悪習慣を紹介していきましょう。
今だけを楽しんでいた日々
「ありがとう、楽しかったよ。」
この言葉が聞きたくて、福祉職員になった私。
誠意を持って接すれば、相手からも誠意の言葉が返ってくる仕事にやりがいを感じ、日々奮闘していましたが…
人間関係の仕事は、特にストレスの溜まるもの。
いつの間にか、仕事が終わると上司や後輩たちと一緒にパチンコに行って憂さ晴らしするのが日課に。
しかも、帰りにはラーメン屋や飲み屋に行って、仕事の愚痴を言い合うという「悪しきパターン」が出来上がってしまっていた。
当時、給料は毎月２０万前後という悪くはない額でしたが、しょせんは右から左。
「あ〜、今日もパチンコで負けちゃったから、今月の支払いはカード払いかな。今月はいくらぐらい引き落とされるんだろう？
リボ払いにしてるから、いくら借りがあって、いくら返済しなきゃいけないのか分からないけれど……まっ、いいや。今が楽しけりゃ♪」
多少の心配はあったものの、心の声で慰めながら、懲りもせず仲間とパチンコへ行く日々。
そんなに大勝ちもしないのに…。
借金があるなら、ちゃんと金額を把握するべき
お恥ずかしい話ですが、このエピソードは私が２０代だった頃の実話です。
まず、どこがダメか分かりますか？
パチンコに通うこと？
それともカードでキャッシングしている事？
もちろん、全て褒められた事ではありませんが、もっともダメなのは「まっ、いいや。今が楽しけりゃ♪」という、危機感の無さ。
今さえ楽しければ、今月さえしのげれば「まっ、いいや！」では、一生かかってもお金が貯まるわけがありません。
なぜ当時の私は、お金の貯まらない生活に危機感が無かったのか？
それは、いくら残高があるのか、いくら借金があるのか、ちゃんと把握していなかったからです。
毎月カードの支払い日が近づいてくると、給料でなんとか支払いを済ませ、何とかお金が回っていたのだから「まっ、いいや！」と思考停止していた。
日々のパチンコが楽しすぎて、「借金をしている」という目の前の問題に、ちゃんと向き合おうとしていなかったんですね。
このようなタイプは、買い物依存症の人に多い。
今ではクレジットカードでポンポンと物が買える便利な時代。
キャッシングすれば、現金が出てくる夢の様な世界。
しかも、面倒な支払いは全て後回し。
「今が楽しけりゃ、それでイイじゃん♪」
でも、しょせんは他人のお金。
必ず返さなくてはならないお金。
そんな当たり前の事を忘れてしまうから、どんどん借金が増えてしまいます。
つい、「まっ、いいか♪」と散財してしまう人は、今すぐにクレジットカードの利用明細を見て下さい。
あなたがムダ遣いしてしまった痕跡が次々と見つかるはずです。
借金をしていない人は「給与明細」をもう一度見直して下さい。
自分の通帳に振り込まれた金額だけを確認して、ゴミ箱へポイッはNGです。
「年金」や「健康保険料」などが、どれだけ引かれているか、ちゃんとチェックしておきましょう。
これらは自動的に行われている将来への「投資」なのだから、自分の投資の現状を知らないで、将来がイメージできるはずもありません。
どのような目的で、どのようなお金が引かれているのか、どのような状況になった時に自分の手元に戻ってくるのか。
それらをちゃんと確かめておくべきです。
他にも「納税額」や「会社からの手当」、それらの種類や算出方法についても把握しておきましょう。
そうすれば、今の自分の「本当の生活レベル」が見えてきます。
それを頭に入れて暮らしていけば、「まっ、いいか♪」と散財する事もありません。
まずは自分の現状を直視して、危機感を持つ事から始めるべきです。
まとめ
「まっ、いいか♪」という自分に、危機感を持たなければいけません。
まずはクレジットカードの利用明細や給与明細を確認して、今の自分の現状をしっかり把握する事が大切です。
今の自分「世界レベル」が見えてくると、散財する事もなくなってきます。
給料の流れを、今一度再確認しておきしょう。
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