消費者金融から長年借金を経験した&現在返済中の人には「過払い金」が発生していり可能性があります。
今まで払ってきたお金がいくらかでも戻ってくるのなら、これほど嬉しい事はありません。
でも、一体どうすれば、過払い金を取り戻す事ができるのでしょうか?
貸金業者に「取引履歴」の開示を請求しよう
消費者金融のグレーゾーン金利の利用者は、実は利息を払い過ぎている可能性があります。
5年以上返済を続けた人なら、その可能性が高いと思ってもいいでしょう。
ただし、取引内容によっては、過払い金が発生しない事もありますが…
過払い金が発生している可能性が高い人は、一体どうしたら取り戻す事ができるのでしょうか?
まず最初にすべき事は、消費者金融と交わした契約書や毎月送られてきた請求書を見て、グレーゾーン金利なのかどうかの確認です。
その確認かできたら、次に自分がいつどれくらい借りたか、いつどれくらい返済したかなどの「取引履歴」を調べましょう。
「そんなの、覚えていない…」「記録がない…」という人も心配はありません。
なぜなら、消費者金融のの会社に「取引履歴」の開示を請求する事ができるからです。
取引履歴の開示は賃貸業者の義務となっており、大手消費者金融ではホームページで開示請求の方法などを案内しているので、インターネットで調べてみるといいでしょう。
引き直し計算をしてくれるパソコンソフトがある⁉︎
今度は取引履歴が分かったら、利息制限法の法定利息で再計算をしていきます。
すると、払い過ぎていた利息が元本に充当される事で、その分の元本が減額され、過払い金が発生している事が明らかになります。
このように、利息制限法の法定利息で再計算する事を「引き直し計算」といいます。
ちょっと聞くと、何だか難しそうに思えてきますが…
実は、引き直し計算をしてくれるソフトがあるので、それを使えば自宅のパソコンで計算できます。
引き直し計算の結果、過払い金の額が判明したら、「過払い金返還請求書」を特定記録郵便で消費者金融の会社に送ります。
また、請求書には過払い金の元本に5%の利息を付け足します。
通常では、これで手続きの完了になります。
しかし、これらの手続きを自分でやる自信がないという人は専門家に任せましょう。
よくラジオやインターネットなどでも紹介されているので、1度は耳にした事があるかもしれませんね。
この司法書士や弁護士などの専門家に過払い金の返還を任せた場合、費用がかかるので、事前に内容や金額をしっかり確認するようにしましょう。
また、返済期間が5年に満たない人の場合は、過払い金が発生していても、手数料や成功報酬を払うと、手元にお金が残らない事もあります。
そうならない為にも、よく計算してから相談するようにするといいですよ。
まとめ
これまでに借金を経験したり、現在も返済中の人には、過払い金が発生している可能性があります。
まずはグレーゾーン金利であるか、いつどれくらい借りたかなどの「取引履歴」を確認しましょう。
さらに「引き直し計算」をしていきますが、この計算をしてくれるパソコンソフトもあるので活用できます。
これら一連の作業は専門家に任せる事もでくますが、費用がかかるので頼む場合は、事前に調べておきましょう。
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