投資を始めると、感情の起伏は必ず起こるもの。
「今、このファンドが買い時だよ、このファンドは売るべきだよ」と、隣でたえずアドバイスをしてくれる人がいればいいのですが…
投資とはある意味、自分との戦い。
今回は、私の友人を例を挙げてみましょう。
メンタルな充足を求めて
投資を行う上で、感情の起伏はつきものです。
人は自分の心が揺れ動くことで、投資に対する見方を改めていきます。
ここで、私の友人を例に挙げていきましょう。
ライブドアのニッポン放送株買占めなど、新興市場が話題になって数年後の2007年頃から、私の友人は日本の新興市場の株式を買い始めました。
彼自身、ベンチャー系の企業に勤めていた為、業界内の「良い会社」を見分けられる自身を持っていました。
ところが個別株の売買を始めてみると、なかなか冷静な判断ができません。
彼は当初、「株価が2割上がったら売却」というようなルールを設定していましたが、株価がうなぎ上がりの会社はなかなか売る事ができませんでした。
その反面、株価が半値以下になり、本当は売るべき会社なのに「自分が選んだから」という思い入れが強い為に、なかなか売却できない銘柄もありました。
彼は毎日株価をチェックし、細かなニュースも欠かさずに見ていました。
そんな時、彼は竹川美奈子さんの『投資信託にだまされるな!』という本に出会います。
この時に初めて、彼は投資信託という金融商品に興味を持ったのです。
そして市場そのものを保有するインデックスファンドというツールがある事を知りました。
「頑張らなくてもできる、こんな投資があるなんて、まさに目からウロコでした。」
「自分に1番合っているのは積立て投資です」と、彼は今でも言い切ります。
機械的に、毎月決まった金額で投資ができる訳ですから、こんなに楽な事はありません。
私達の意見や相場観が入る余地がない訳です。
ところで、個別株やFX(外国為替証拠金取引)な魅力を感じる人は多いのですが、投資に時間を費やせば費やすほど、利益は大きくなるものでしょうか?
(年間に費やす時間:2時間)⇩期待リターン : 年5.5%
(年間に費やす時間:60時間)⇩期待リターン : 年◯◯%
ほとんど時間をかけずに行う積立て投資に比べて、例えば30時間の時間をかければ、30倍のリターンを獲得できるのでしょうか?
ビジネスの現場にいるあなたなら、答えは明確ですね。
『貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント』の本の中で、著者の北村慶さんは次のように述べています。
「短期的に勝ち、それを長期間続ける事」という、理論的にほぼ不可能な事を追い求める事は、一方で、確実に、「クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)」の低下をもたらします。
つまり、始める前にあまり時間をかけずに、1番良い方法を選ぶ事が大切だという事ですね。
まとめ
投資をやる上で、「これは今、購入したほうがいいか、もう売却したほうがいいか?」で悩み事はよくある事ですが…
自分のメンタルを保つ為にも、積立て投資がとてもおススメです。
また、個別株やFXも興味があるかもしれませんが、ほとんど時間もかけずにできる積立て投資にはかないません。
あなたも個人株やFXに時間を費やさずに、積立て投資でお金を動かしちゃいましょう。
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