積立て貯蓄はインフレに弱い⁉安心の投資術
geralt / Pixabay
スポンサーリンク

カネオ
「リスクがある積立て投資よりも、リスクもない積立て貯蓄の方が安全だよね♪」

 

「積立て投資をやめて、積立て貯蓄に変更しようと考えているんだけど…本当に投資より、貯蓄の方がいいのかな?」

 

積立て投資と積立て貯蓄というモノがありますが…

 

リスクがある「投資」に比べて、「貯蓄」の方がリスクも少ないので安心ですね。

 

「今まで積立て投資をしていたけど、積立て貯蓄に変更しようかな…」と考える人も多いはずです。

 

でも、チョット待って!その変更。

 

本当にその積立て貯蓄は、安全なの⁉︎

 

安全だからと安心していると、後で困った事になってしまいますよ。

元本保証でも、損が出てしまう⁉︎

積立て貯蓄はリスクが小さいので、一見「安全」のようには見えます。

 

それは積立て貯蓄が元本を保証してくれて、あなたのお金を安全な所に留めておいてくれるからなのです。

 

一方、積立て投資には元本保証がありません。

 

あなたのお金を、株式や債券に変えて、その価値を高めようとします。

 

・積立て貯蓄お金 → お金のまま

・積立て投資お金 → 債券 → 運用お金 → 株式 → 運用

 

しかし、積立て貯蓄にも物価上昇に対して弱いといった短所があります。

 

物やサービスの値段は、長い目でみると緩やかに上昇していっています。

 

例えば日本では、1977年〜2006年の30年間で、物やサービスの値段が約2倍になりました。

 

仮に、あなたがこれから20年の間、積立て貯蓄で年1%のリターンを得られたとしましょう。

 

その間、年に2%程度、物価が上昇していたとすると、結果的にあなたのお金は殖えていた事になるのでしょうか?

 

実は、あなたのお金が年1%で殖えていたとしても、それは、あなたの資産が実質上「減ってしまった」という事になるのです。

 

20年もの間、積立て貯蓄を続けるとお金は殖えたように感じますが…

 

お金が物を買う力といった購買力は、逆に減ってしまいます。

 

つまり、あなたのお金の価値が減ってしまい、実質上「損」が発生する事になるのです。

 

このように、物価上昇によって、あなたのお金の価値が目減りしていまうリスクの事を「インフレリスク」と呼んでいます。

 

この積立て貯蓄は表面上「安心&確実」なイメージがありますが、物価上昇に対して、意外にもろい面を持っているのです。

 

したがって、リスクはありますが、物価上昇を上回る可能性がある積立て投資が必要になってくるという訳です。

 

念の為に付け加えると、貯蓄と投資は決して相性が悪い訳ではありません。

 

実は、貯蓄という行為の延長線上に、投資という作業が存在します。

 

言い換えるなら、貯蓄を続ける事のできる人だけが、投資と出会う事できるのです。

まとめ

投資に比べて、リスクも少なく安全なイメージの「貯蓄」ですが…

 

実は物価上昇といったインフレに対して弱く、20年間貯蓄を続けても、結果的に「損」が発生してしまいます。

 

リスクはありますが、物価上昇を上回る可能性がある積立て投資を実践していく事が必要になってきますよ。

 

 

カネオ
積立て投資について、もっと知りたい人には、このセミナーがオススメです。

おすすめの記事