マイホームを購入する時は、必ずといっていいほど「今、購入するのか or 何年か後に購入するのか」で悩みますよね。
高い買い物ですもの…
心は揺らいでしまうもの。
しかし、よく考えないと、後になって激しく後悔するようになってしまいますよ。
マイホームより、みらい資産を優先させる
家を買って、毎月の積立て投資に励む事は、一見何の矛盾もない行為のように思えます。
しかし、ローンを組んで住宅資産を取得し、さらに積立て投資で運用をしていく事は、過剰なリスクを背負う事につながってしまうのです。
この投資信託の積立てには、株式、債券などの価格が変動するリスク、市場の不確実性リスクなど、複数のリスクが存在します。
また、信託報酬という継続コストも払い続ける事になります。
さらに住宅ローンを組んだ場合は、支払い金利というコストがかかるようになります。
例えば、金利3.6%で借入れ期間35年で3000万円のローンを組むと、支払い金利というコストは約2300万円になるのです。
しかも、それだけではありません。
この住宅ローンの返済とは、負債という確定したマイナス資産をゼロに戻していく作業です。
あなたの人生にどのような変化が起こったとしても、「返済」は必ず行わなければいけません。
今現在で、マイホームを購入しようとしている、または購入を考えている人は、次の問いに答えてみて下さい。
あなたは先に「金融資産」を積み上げ、住宅は当面、賃貸にしますか?
それとも、先に「住宅資産」を買って、後から金融資産を積み上げますか?
本人の意向もありますが、私は先に「金融資産」を積み上げる方をオススメします。
住宅とは、言ってみれば「高価な消耗品」です。
時間とともに、どうしてもその資産価値は劣化していってしまいます。
私はローンを背負うリスクより、市場の価値が変動するリスクを引き受けて、資産を殖やしていく事を優先させるべきだと考えています。
今から20年も経てば、何億人もの人達が世界中を移動し、自分の国以外で生活するライフスタイルが定着している可能性があります。
そうであれば、たった1つの国の、たった1つの固定資産にこだわるよりも、生活空間はレンタルまたは賃貸といったものにする方が合理的ではないのでしょうか。
まとめ
マイホームを購入しようと考えた時に、「今、購入するのか?」「もう少し後で購入するのか?」と悩みますが…
住宅ローンという負債を数年間払い続けなければいけません。
当面は賃貸でもいいので、まずは自分の金融資産を積み上げていく事をオススメします。
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