「人生の3大出費」ってありますよね。
ファイナンシャルプランナーでもよく耳にする、人生で必要な出費なんですが…
本当にそれは必要な出費なのでしょうか?
実際にあなたにとって「必要な出費は何なのか?」を一緒に考えていきましょう。
3大出費は、本当に必要なのか?
FPの教科書でもある「ファイナンシャルプランナー」ですが、これには「人生の3大出費」という言葉がよく出てきます。
①教育資金
②マイホーム購入資金
③リタイア後の生活資金
この3つの出費は、人生を生きていく上で必要があると思われる人も多いはずです。
ここで素朴な疑問なのですが、かけがえのないあなたの人生の出費を、赤の他人が「これが3大出費なんですよ」と規定できるものでしょうか。
FPの教科書に「人生の3大出費」と載っているからといって、これらの出費を全て払っていく必要はありません。
確かに、「リタイア後の生活資金」は必須の支出でしょうが、あとは任意のものであるべきなのです。
できれば30代のうちに、あなたや家族にとって、本当に必要不可欠な出費とは何なのかを真剣に考えてもらいたい。
すなわち、人生の出費に「優先順位」を付けるという事になるのです。
例えば、隣の家の佐藤さんが大型のドラム洗濯機を買ったからといって、あなたも同じように買う必要があるのでしょうか?
友達の鈴木君が最新のパソコンを買ったからといって、同じように買う必要があるでしょうか?
これからの時代は、他者の人生スタイルを真似ても、うまくいく保証はありません。
これは「教育費」についても、発想の転換が必要になります。
そもそも教育費は、親が全額負担するべきものなのでしょうか?
日本学生支援機構の「学生生活調査」(平成18年度)によると、全国の大学生の約40%が、何らかの形で奨学金の制度を利用しています。
教育とは自分に対する投資ですから、子供自身がその費用の一部を負担する事は、「自分投資」の意味を理解する上で、とても有効になるのではないでしょうか。
その他にも同じような例を挙げると、車があります。
この車を買うという事も、別に義務付けられている訳ではありません。
もし、週末にしか車を運転しないのなら、レンタカーの方がコストは安くなります。
固定資産や耐久消費財などについては、所有にこだわらず利用していく(レンタルする)といった発想を、生活に取り入れるべきです。
人生の出費に優先順位を付けて、本当に必要なもの以外は極力出費を抑えていく事が重要になるのです。
まとめ
「人生の3大出費」という代表的な支出がありますが、必ずしも全て支払う必要はありません。
あなたにとって本当に必要な出費とは何なのかを真剣に考えて、出費の優先順位を付ける事が重要になってきます。
本当に必要な出費以外のものには極力出費を避け、節約する事を生活の一部にしておきましょう。
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