私を含め、多くの人が感じた事があると思いますが…
いいアイデアがなかなか浮かばないモノですよね。
最初から決まったアイデアがあると話が早いのですが、このアイデアが決まらないと何も始める事ができません。
でも実は、無数にアイデアを生み出せる方法があるのです。
この、気になる方法を紹介していきましょう。
既存の要素を新しく組み合わせよう!
「あの…商材のアイデアを思いつくコツを教えて下さい!」
セミナー会場やコンサルティングの現場で、こうした質問をよく受けています。
どうやら多くの人は、アイデアを生むという作業は難しいものだと勘違いしているように思えます。
しかし、ここだけの話、アイデアを生み出すという作業は、いくつかの方程式に当てはめるだけでいくらでも簡単に出てきます。
と言うのも、アイデアとはゼロからの発明ではないからなのです。
『アイデアのつくり方』の著者であるジェームス・W・ヤング氏も言っているように、実はアイデアとは既存の要素の新しい組み合わせでしかありません。
という事は、その組み合わせを生み出すパターンを知ってしまえば、発想力が乏しい私達でも、アイデアを無数に生み出す事ができるのです。
ここでは、私が実際に使っている組み合わせの方程式を紹介しましょう。
1.チャンクアップ&チャンクダウン
まず1つ目に紹介するのは、チャンクを上下させる事で商材アイデアを生み出すという方法です。
ちなみに、この「チャンク」とは、概念の塊の事を指します。
例えば、私達が動物について話す時のチャンクを当てはめてみましょう。
この場合、最上位のチャンクは「動物」であり、そこから1つチャンクダウンした所に「爬虫類」「哺乳類」「両生類」というチャンクがあります。
さらに、猿、鳥、犬といった種別は、これをさらにチャンクダウンさせた概念です。
このように私達が何かを思考する際には、それぞれの思考の階層というものがあります。
この思考の階層・概念の階層を上下させる事で商材のアイデアを生み出す事ができるのです。
分かりやすく言えば、『大学受験ノウハウ』という商材がヒットしたとしましょう。
その成功ノウハウを活かして、今度は『法学部受験ノウハウ』の商材を作成していく…
つまり、「大学受験」というカテゴリーから、今度は一歩、階層を深めて、「法学部の受験」へとチャンクダウンさせた訳なのです。
このように、今の自分が持っているノウハウ、知識の「チャンク」を変えて眺めてみて、新しい商材を生み出せないかを考える事で、新しい商材のアイデアが出てきやすくなってくる。
また、情報の普及度が増すごとに、情報ニーズは、どんどん専門化していく傾向にあります。
適切なタイミングでチャンクダウンした情報を販売すれは、ライバルの一歩や二歩も先を行く事ができるはずです。
2.他職種の成功事例を置き換える
次に紹介するのは、「他者の成功事例の置き換え」です。
インターネットのみならず、ビジネスの世界にはたくさんの成功事例があります。
そうした成功事例に目を向け、「この事例が上手くいった理由は何だろうか?」、そして「その上手くいった理由を自分の商材に置き換えると、どう活用できるだろうか?」と、成功のポイントを自分に置き換えてみるのです。
例えば、通信販売は、商品が手元に届くまでは実物を見る事も、触る事もできないという点で情報販売に近いビジネスと言えます。
また、顧客獲得コストが高くても、次の商品を売る事で利益を出す「フロントエンド・バックエンドモデル」を採用しているという点からも非常に参考になる業種です。
そこで、通信販売で成功している新聞広告、折込チラシ、雑誌広告などをチェックして、これらの成功事例からキャッチコピーや、商材のアピールポイント、あるいはその広告の全体構成など、すでに上手くいっているポイントを取り入れる事ができるでしょう。
成功事例の置き換え可能な業種は、通信販売だけではありません。
ネット広告業、ソフトウェア販売、小売業や専門サービス業など、世の中にはたくさんあります。
こうした成功事例を普段から集めておき、その事例の成功のポイントを自分に置き換えてみるという事は、アイデアを量産するのに欠かせない手法の1つなのです。
まとめ
「商材のいいアイデアが浮かばない!」という経験はあるとは思いますが…
今回紹介した方程式を活用すれば、無限にアイデアを生み出す事ができます。
既存の要素を組み合わせて、いろんなアイデアを作り出してみましょう。
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