投資について、みなさんも1度は興味を持った事があると思います。
「投資で成功して巨額の富を得た、世界的投資家」など聞くと、夢も広がりますね。
でも、大半の人は「投資は怖いもの」といったイメージを持っています。
このイメージを変えていかないと、いつまでもお金は増えていかないですよ。
投資とは、資産を買う事
「興味はあるけれど、投資って大損しそうで怖い…」
「投資って運がすべてだから、ギャンブルと同じでしょ」
投資のメリットについて伝えても、こんな反応をする人は多いです。
その気持ちは痛いほど分かる。
私だって若い頃は、「投資なんてギャンブルだ」なんて思っていた方でした。
これっぽっちも興味がなかったし、投資好きの友人を見ては、「あんなものの何が面白いのだろう」と思っていました。
しかし、ある1冊の本との出会いが、私の考え方を180度変えた。
その本こそ、ベストセラーになった『金持ち父さん、貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ+シャロン・レクター著、白根美保子訳、筑摩書房)
この本では「お金が貯まる仕組み」が、素人でも分かるように説明されています。
その中で、私の目からウロコを落としたのは、『資産は私のポケットなお金を入れてくれる、負債は私のポケットからお金をとっていく』『金持ちになりたいなら、ただ「資産を買うこと」に生涯を捧げればいい』というフレーズでした。
資産とは、株式や不動産などの「放っておいてもお金を生み出してくれるもの」を指します。
時勢によって変動はありますが、あなたがその身を犠牲にして労働力を提供しなくても、収入を生み出してくれるものに他ならないのです。
でも多くの人は、「資産を買う事=投資する事」を恐れている。
なぜなら、投資に失敗すると、財産を失なってしまう危険性があるからなのです。
しかし、『金持ち父さん、貧乏父さん』には、そんなあなたの恐れを払拭してくれるような記述があります。
『投資そのものが人を危険にさらすことはない。人を危険にさらすのはお金に関する知性の不足だ』
つまり、お金に関する知識をきちんと身につけていれば、投資によって大損するリスクは、限りなく軽減できるという事なのです。
知識が深まれば、リスクも軽減できる
少しでも安心してもらえるように、リスクを軽減できる投資法について触れておきましょう。
例えば、「ドル・コスト平均法」と呼ばれるもの。
ご存知の通り、株価は日々変動しています。
1月に500円だったT社の株が、2月には400円になっている事もある。
ここであなたが毎月5万円、投資に充てられるとしましょう。
ドル・コスト平均法を用いた場合、この5万円で継続してT社の株を購入します。
1月 → 5万円÷500円=100株
2月 → 5万円÷400円=125株
※10万円の投資で、225株を所得(1株当たり444.4円)
このように投資金額の範囲内で、自動的に買い付けをしてくれるのです。
もし金額を無視して、毎月同じ株数だけ買い足したら、どうなるでしょうか?
毎月、同じ株数を買い足した場合
1月 → 500円×100株=5万円
2月 → 400円×100株=4万円
※9万円の投資で200株を所得(1株当たり450円)
このように、ドル・コスト平均法で買い足したほうが、1株当たりの購入単価は低下します。
なんだか魔法のようですが、株価が上昇気味でも下降気味でも、ドル・コスト平均法で購入すると、リスクを減らせるのです。
ただ、私はここで、「ドル・コスト平均法で株を買えば絶対安心です!」などと言いたい訳ではありません。
理解してほしいのは、投資はギャンブルの一種だと思われているが、実は合理的なノウハウがたくさんあるという事なのです。
それらをしっかり勉強して、ノウハウを駆使すれば、決して危ないものではありません。
投資を自動車に当てはめれば分かりやすいです。
自動車だって教習所で基礎を覚えて、少しずつ経験を積んでいけば、決して危ないものではないでしょ?
免許もないのに路上を走ろうとしたり、自分の腕前を過信して無茶な運転をするから、人々を不幸にしてしまうだけ。
しっかりとした知識を身につけて挑めば、投資で資産を増やす事も夢ではないのです。
まとめ
「投資」と聞くと、「なんだか大損するかも」といったイメージがありますが…
投資について、しっかりとした知識を身につければ、リスクを軽減する事ができます。
自動車も基礎と経験を積めば大丈夫なように、投資も基礎と経験を積めば「なんだか危険なもの」というイメージも変わっていきますよ。
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