「夢中で名刺を配り歩く」という人の悪習慣改善法
TeroVesalainen / Pixabay
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「せっかくの交流会、ビジネスにつなげる為にも、みんなに名刺を配らなきゃ!」

 

「名刺を配り終えたから、ヘトヘト…あとは1人でゆっくりしようっと」

 

初対面の人には名刺を交換して、お互いの名前や職種を確認する。

 

ビジネスマンの間でも、よく見る光景ですよね。

 

大きな交流会ともなると、なるべく多くの人に顔と名前を覚えてもらいたくなりますが…

 

ただ名刺を配るだけでは、いけないのです。

 

「名刺をみんなに配り歩く人」の悪習慣を変えていきましょう。

「名刺のバラまき競争」をやっても意味がない?

会社以外の人脈を広げる為にも、異業種が集まる交流会に参加する事はとても意味があります。

 

しかし、多くの人との出会いで「誰もが陥りやすい過ち」がある。

 

それは、ひたすら名刺を配り歩く事です。

 

これは、かえって世界を狭めてしまいます。

 

1度でも異業種の交流会に参加した事のある人は「えっ?だってみんなも必死になって名刺交換してるよ」と不思議に思うでしょう。

 

もちろん、多くの人と知り合うのはいい事です。

 

せっかく参加しているのに、隅っこの方で小さくなっていたのでは、参加した意味がないですからね。

 

しかし、1つだけ覚えておいて欲しい。

名刺交換は、数より「質」が大事だという事を。 

 

なぜ、こんな事を言うのかというと、私自身とても苦い思い経験があるからです。

 

ある時期、私はたくさんの人と知り合う事で、ビジネスの糸口をつかもうと必死でした。

 

交流会には片っ端から参加して、来場している全ての人と名刺交換をするくらいの勢いで、会場を右から左へと動き回った。

 

当然、交流会が終わると、疲れてヘトヘトの状態に。

 

でも、その努力のほとんどが徒労に終わってしまいました。

 

関係はその場限りで終わり、次のビジネスへとつながらないのです。

相手の話を聞く事から、信頼が生まれていく

異業種の交流会に参加する事自体は、とても良い事です。

 

しかし、交流会はオリンピックと違って、「参加するだけ」では意味がありません。

 

もちろん、「名刺を参加者全員に多く配った者が勝ち♪」という訳でもないのです。

 

それなのに、異業種の交流会に参加し始めた頃の私は、「名刺を配る」という行動自体に夢中になっていました。

 

名刺を交わした後、肝心の相手とはきちんと会話を交わしていなかったのです。

 

交流会の始めに名刺交換した相手の顔を忘れて、しばらくしてから「はじめまして」と名刺を差し出した事もある。

 

苦笑いしながら「ちゃんと会話をして、関係を作った方がいいよ」と注意され、反省した思い出も…

 

異業種の交流会で人脈をつくり、ビジネスに発展させたいと思うのなら、短い時間の中で「信頼関係」を築かなければいけません。

 

ビジネスの話と言うのは、要はお金儲けの話です。

 

名刺を交換しただけの、名前をかろうじて知っているだけの人間に、他人が大切なお金儲けの話をするでしょうか?

 

信頼できる人間である事を理解して、人は初めてビジネスの話ができます。

 

名刺交換は数より質。

 

名刺の獲得数より、1つでも多くの「信頼」を獲得した者の勝ちなのです。 

 

これは交流会に限らず、普段の名刺交換や、営業の現場にも当てはまる事です。

 

あなたは名刺を交換した時、相手の顔をじっくり見ているでしょうか?

 

自宅に戻ってお礼のメールを送る時、相手の顔と話した内容が思う浮かぶくらいまで、ちゃんと会話をする事が大切なのです。

 

まずは、相手と信頼関係を築く事。

 

それができれば、あとは自然に新しい世界が広がっていくはずです。

まとめ

異業種の交流会に参加すると、人脈を広げるチャンスがありますが…

 

「ひたすら名刺を配り歩く」という過ちに陥りやすい人が多いです。

 

名刺を交換するのは良い事ですが、相手としっかり会話をして、信頼関係を築く事が大切になります。

 

名刺の数よりも、会話を交わして自分が相手の心に残るようにしましょう。

 

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