「この前、大穴が当たって大儲けできたんだ。次も行けば、大儲けできるかも♪」
「ほとんど負けて、かなり使っちゃったけど…あともう1勝負だけっ」
こんな事を言い始めたら、あなたも立派なギャンブル依存性です。
1度でもいい思いをしてしまうと、のめり込んでしまう恐ろしい症状ですね。
ハマってしまい、抜け出せなくて人生がメチャクチャになってしまったという事例もあるほどです。
この悪習慣は、お金も時間も、ムダに浪費し続けてしまいますよ。
「悪銭身につかず」は本当の話
私はかつて、パチンコや競艇にハマっていました。
パチンコは1日5万円すってしまう事も。
さらに重症なのが競艇で、土日だけで10万円くらいがパァになってしまった事も。
とにかく勝ちたい一心で、怪しげな「必勝情報」を買う事もありました。
今になって考えてみると、必ず勝てるほどの情報なら、他人には教えるハズがないのですが…
タチが悪い事に、競艇も負ける事が大半ですが、たまに勝つ事があります。
私も大穴が当たって、1度に20万円ほど儲けた事があった。
そのせいでなおさら、ギャンブルから抜け出せなくなったのです。
もちろん、勝ったお金を貯金なんてするはずもなく、借金返済に充てる訳でもありません。
「祝勝会」と称して、一緒にいた仲間と飲めや歌えやの大騒ぎ。
まさに「悪銭身につかず」です。
一攫千金なんて、世の中そんなに甘くありません。
ギャンブルで儲けられるなら、パチンコ店などは破産していまいます。
ギャンブルは必ず、「胴元」が儲かる仕組みになっているのです。
私は「お金に縛られない」と決意した日から、ギャンブルをキッパリやめました。
するとそれだけで、ギャンブルで浪費していた分のお金を、着実に貯められるようになった。
さらに、ギャンブルに費やした時間を、投資の勉強などに充てる事ができるように。
ギャンブルで時間とお金を浪費していた事を、改めて思い知ったのです。
ギャンブルで儲けたお金は、ギャンブルで消える
心理学者のダニエル・カーネマンは、「プロスペクト理論」という、私達にもかなり参考になる理論を提唱しています。
おおざっぱに言えば、こういう事です。
あなたが特別ボーナスを30万円もらったとします。
同僚から「そのお金を俺に貸せば、来週には倍にして返すよ」と言われたら、どうしますか?
ほとんどの人は、お金を貸そうとはしないだろう。
すでに利益を手にしたのだから、それを確保しようとするはずです。
逆に、ギャンブルでスッテンテンになって、「次のレースに30万円つぎ込めば、負けが取り戻せるかもしれない」という状況なら、どうするでしょうか?
この場合は、リスク覚悟でお金をつぎ込んでしまいます。
もうすでに損をしているから、「最後の大勝負」に期待してしまうのです。
かなりざっくりしているのですが、これがプロスペクト理論の考え方ですね。
それぞれの賭けの勝率が同じでも、後者の方がお金をつぎ込みやすい。
人は得する場面では守りに入ってしまうが、損する場面ではギャンブルを好むのです。
だからこそ、ギャンブルでお金を儲けても、さらにギャンブルで消えてしまう。
利益の確保するよりも、「さらなる儲け」を夢見るあまり、ドロ沼にハマっていくからなのです。
あるいは、特に必要のない品物や遊びで散財してしまう。
ギャンブルで儲ける事なんて、ほとんど不可能という事です。
しかも、中途半端に勝てば勝つほど、ギャンブルはなおさらあとを引く。
儲ける事でかえって、時間をムダにしてしまうというわけなのです。
テレビをダラダラと見る以上に、ギャンブルはお金と時間の浪費です。
悪い事は言いません。
ギャンブル好きの人は、今すぐキッパリとやめるべきです。
行く回数を減らすのではなく、キッパリやめる事。
麻薬と一緒で、ギャンブルには常習性があります。
キッパリとやめなければ、またズルズルあと戻りしてしまうでしょう。
逆に1度でもキッパリとやめると、ギャンブルというものを冷静に、俯瞰して眺められるようになる。
麻薬のように、あとは引かないのです。
人生は短いんです。
お金も時間も、もっと有意義な事に使おうじゃないですか。
まとめ
1度ハマってしまうと、なかなか抜け出せなくなる「ギャンブル」
一攫千金を夢見て、夢中になってしまいますが、ギャンブルで儲けたお金は、またギャンブルで消えてしまいます。
しかもテレビをダラダラ見る以上に、お金と時間のムダ使いです。
麻薬と一緒で、ギャンブルには常習性があり、またズルズルとあと戻りしていまいます。
ギャンブル好きの人は、今すぐキッパリとやめて、お金や時間をもっと有意義に使っていきましょう。
お金と時間を有意義に使う為の方法を学ぶのには、このセミナーがオススメですよ。
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