一家に1台は必ずあるという自家用車。
でも、この車の維持費って、結構な金額がかかってしまいます。
特に保険料は毎月必要になるので、できれば安く抑えたいもの。
自動車保険と上手く付き合う方法を考えていきましょう。
車両保険は免責特約を使って安くする
事故で車を修理する時に保険を使う場合の自己負担額が免責金額です。
これは車両保険に加入する時に設定するようになります。
例えば、修理代が30万円で全額を自分が負担しなければいけない場合、免責金額が10万円であれば、30万円− 10万円=20万円が保険金として支払われます。
したがって、免責金額が大きければ大きいほど、保険料は安なりますが、損害の程度でもある損害額によっては、免責がない方が保険を使いやすい事もあるので、よく検討してみましょう。
保険を使えば、翌年の等級はマイナス4になる⁉︎
「事故があったら保険を使う」というのが常識ではあります。
しかし、事故によっては保険を使わない方が、金銭的にも安くなる事があります。
この自動車保険の保険料はいろいろな条件によって決まりますが、その1つが「等級別料率制度」です。
初めて自動車保険に加入した時の等級は6等級で、そこからスタートして1年間保険を使わなければ、翌年の等級が1つ上がります。
こうして7→8→9と等級が上がるにつれて保険料の割引が進み、保険料が安くなっていきます。
しかし、事故で保険を使うと、等級が3つも下がってしまいます。
どんなに等級が上がっていたとしても、容赦なく下げられてしまうのです。
この為、少額な対物賠償事故や単独の車両事故などの場合、等級によって保険を使うより、自分で損害額を負担した方が、翌年支払う保険料が安くなる事があります。
事故があっても、賠償金額によっては保険を使わない方がいいという訳ですね。
まとめ
車を所有していれば、かかってくるお金の1つに自動車保険があります。
車両保険の場合、免責特約を加入時に設定すれば、使う際には安くなります。
また、自動車保険には等級があり使わなければ徐々に安くなりますが、1度使うと等級が3つも下がってしまいます。
せっかくかけている保険料ですが、少額なら保険を使わない方がいいといえますね。
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